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京都府・福知山市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧片岡家住宅高塀京都府福知山市字下柳22-1他

旧片岡家住宅高塀

主屋北に敷地北東隅まで通りに面して建ち、二階建離座敷の前庭と通りを区切る。長さ十一間、高さ三メートルで、壁は漆喰塗で腰を板張とし屋根は表は目板瓦葺。中央間に引違格子戸を建て出入口とし桟瓦葺の庇を架ける。北端間に埋込んだ地蔵堂が目を引く高塀。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧片岡家住宅西土蔵京都府福知山市字下柳15

旧片岡家住宅西土蔵

二階建離座敷の西、敷地北西隅に建つ。南北棟の土蔵造三階建、切妻造桟瓦葺で南面に板敷の蔵前を設け、離れ座敷の廊下から繋がる。外壁は漆喰塗。二階建離座敷と一連で敷地地盤を約一メートル高め、かつ三階建とするなど、地域特有の水害に備えた特性を持つ。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧片岡家住宅南土蔵京都府福知山市字下柳15

旧片岡家住宅南土蔵

主屋南に通りに面して建つ。土蔵造二階建、東西棟の切妻造桟瓦葺。北面主屋土間側に出入口を設ける。外壁は漆喰塗で腰を人造石洗出仕上とするが、東面は主屋北面の高塀意匠に合わせ、腰板張に付柱、目板瓦葺の水切庇を付し、通り側の景観に統一性を持たせる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧片岡家住宅平屋離座敷京都府福知山市字下柳15

旧片岡家住宅平屋離座敷

主屋南西に建つ。平屋建で西側を切妻造、東側を入母屋造とした桟瓦葺で南に下屋を付す。内部は続き間座敷で北に縁を介して庭を望む。西の六畳は地袋付蹴込床で竹の落掛とし、脇に琵琶床風の棚を設け、平書院に火燈窓を設けるなど、数寄屋風意匠とする離座敷。