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京都府・久世郡久御山町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))玉田神社二の鳥居京都府久世郡久御山町森宮西地内

玉田神社二の鳥居

境内の南面を東西に走る祭礼道の入口に建つ石造明神鳥居。間口三・四メートル、高さ四・一メートルで、一の鳥居と同形式であるが、規模が小さく柱径が太いため、安定感のある造形をみせており、時代の古さが感じられる。地域の歴史を今に伝える鳥居。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))玉田神社一の鳥居京都府久世郡久御山町中島向野12-2

玉田神社一の鳥居

境内の北西方に建つ石造明神鳥居。間口三・七メートル、高さ四・三メートル。内転びの柱に貫を通し、その中央には額束を立て、柱上に一体で造られた島木と笠木を載せる。笠木は端部において反りをもつ。地域の歴史的景観を良好に形成する鳥居。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))玉田神社末社市杵社京都府久世郡久御山町森宮東1

玉田神社末社市杵社

本殿の南東の覆屋内に西面して建つ。一間社流造、こけら葺で、正側面に縁を廻らして脇障子をたて、正面に木階五級、浜床、浜縁を設ける。組物は三斗、中備は蟇股で側面板壁と共に彩色の痕跡をよく残る。妻飾は虹梁豕叉首組で、小社ながら整った意匠をもつ。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))玉田神社本殿京都府久世郡久御山町森宮東1

玉田神社本殿

田園地帯の台地に境内を構える。本殿は南面し、寛永元年の八間社を文化二年に縮小し四間社流造、向拝一間とした。柱や桁など軸部に寛永材が残り、実肘木に江戸初期の特徴を示す。蟇股や手挟、脇障子の彫刻は文化材で花鳥、唐獅子など華やかな細部意匠で飾る。