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大阪府・大阪市此花区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))鴻池組旧本店和館大阪府大阪市此花区伝法四丁目63-1

鴻池組旧本店和館

洋館東隣に建つ二階建切妻造平入桟瓦葺の和館。外観は重厚な町家で、両端に袖壁を立上げ、軒は出桁で持出し、垂木形に塗込める。内部は東を土間とした二列五室で、南庭に張出す二階座敷は意匠を凝らした数寄屋造。重厚な外観ながら繊細な内部意匠の和館。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))鴻池組旧本店洋館大阪府大阪市此花区伝法四丁目63-1

鴻池組旧本店洋館

此花区伝法に北面する洋館。二階建寄棟造平入スレート葺で東に和館が接続。頂部の櫛形ペディメントに社章を掲げ、外壁はモルタル仕上に煉瓦タイル貼ボーダーを巡らす。内部二階応接室の内装は濃密なアール・ヌーヴォー意匠とし、時代の息吹を伝える洋館。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))鴉宮稲荷社(旧本殿)大阪府大阪市此花区伝法二丁目1-1

鴉宮稲荷社(旧本殿)

淀川下流部の南側にある境内東隅に建つ。高い切石積基壇上建つ南正面の一間社流造で、正側面に擬宝珠高欄付の切目縁を廻して脇障子を立てる。組物は三斗実肘木。中備の蟇股や妻飾の大瓶束笈形を躍動感のある彫刻で飾る。小社ながら豊かな細部意匠をもつ社殿。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))鴉宮中門及び透塀大阪府大阪市此花区伝法2-1-1

鴉宮中門及び透塀

拝殿後方の切石積基壇上に建ち、両側に延びる透塀により本殿を囲う。切妻造銅板葺の四脚門で、菱格子付の桟唐戸を開く。軒は一軒繁垂木で、屋根とともに、本殿と同様の直線的な構成とする。神明造本殿の正門に相応しい、端正なつくりになる。