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大阪府・大阪市平野区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))藤岡家住宅高塀大阪府大阪市平野区平野上町2-18他

藤岡家住宅高塀

主屋前面西端から西にのびて小庭南面を囲い、内蔵に接続する高塀。木造、切妻造桟瓦葺で、西辺の塀を一段高める。表側外観は腰高に竪板を張り、上部漆喰塗とし、内側は控え柱を立てて支持し、腰に杉皮を張る。歴史ある集落の景観形成に寄与する高塀である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))藤岡家住宅道具蔵大阪府大阪市平野区平野上町2-18他

藤岡家住宅道具蔵

主屋の北西に南北棟で建つ。桁行一二メートル梁間三・八メートル、土蔵造二階建、切妻造本瓦葺。外壁漆喰塗で鉢巻を廻らし、腰を杉皮張とする。上下階とも一室で東面に戸口を開き、二階に穿つ小窓の庇は繰方のある持送りで飾る。風格のある大型の道具蔵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))藤岡家住宅内蔵大阪府大阪市平野区平野上町2-18他

藤岡家住宅内蔵

主屋西端の小室に接続して南北棟で建つ内蔵。桁行四メートル梁間三メートル、土蔵造平屋建、切妻造本瓦葺。外壁漆喰塗で鉢巻を廻らす。明治二八年の家相鑑定により南側一間を切り縮め、内装を洋風化したとみられる。主屋とともに幕末期の様相を伝える土蔵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))藤岡家住宅主屋大阪府大阪市平野区平野上町2-18他

藤岡家住宅主屋

平野環濠集落内で通りに南面する。建ちの低いつし二階建町家で、東寄りの土間部を落棟とし、正面は出格子や駒寄を設ける。つし部は漆喰で塗込めて横長の虫籠窓を並べ、袖壁を付ける。床上部は四間取の西に茶室などを張出す。往時の集落景観を良好に伝える。