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大阪府・堺市堺区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧十八屋(櫻館)主屋大阪府堺市堺区桜之町西三丁4

旧十八屋(櫻館)主屋

短冊形の敷地で、通りに西面して建つ。つし二階建の二軒長屋で、規模の異なる北棟と南棟からなる。共に南にトオリニワを配し、北に北棟は一列三室、南棟は一列二室の座敷を並べる。連続する一階の格子状の駒寄、二階の虫籠窓など、近世町家の様相を伝える。

国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))大阪府大野寺跡(土塔)出土品大阪府堺市百舌鳥夕雲町2 大仙公園内

大阪府大野寺跡(土塔)出土品

奈良時代の高僧・行基が建立した大野寺境内の土塔出土品。土塔は仏舎利を安置する仏塔の一種で、各層に葺かれていた瓦には、知識と呼ばれる結縁者の人名が多数線刻されていた。、神亀4年(727)年の型押銘がある瓦もあり、文献の記載とも一致し、仏教思想の普及を良く示す。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)南宗寺庭園堺市南旅篭町東

南宗寺庭園

S47-5-116南宗寺庭園.txt: 南宗寺本坊方丈の南に面する[[枯山水]かれさんすい]であって、滝の流れを和泉砂岩と緑泥片岩の石組によって構成してある。全体の表現は荒削りであるが、雄渾な美しいまとまりをみせている。
 本庭は、元和5年(1619)ごろ築造、その後延宝年間に東照宮の造営の際一部改造され、また昭和20年戦災をこうむったが、主要な地割はよく保存され、作庭様式および細部手法は桃山時代の作風をよく伝えており、この種枯山水としてすぐれている。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)旧堺燈台堺市大浜北町

旧堺燈台

S43-12-010旧堺燈台.txt: 堺燈台は、明治10年9月、境港に出入する船舶のため、英人技師の建築指導のもと、高山保次郎らの私費により築造された現地にのこる日本最古の洋式木造燈台である。
 明治16年当時、名代人は堺区大浜通四町正木林作で、燈台運用のため「人民共有名代人1名、灯明番2名」をおき、経費は「区内協議費」より支出し、堺区長がこれを管理したようである。燈明番の居住家屋は設けなかった。燈台の位置は、堺港中波止場、燈塔は木造六角白色で、燈火は緑色不動、燈器はフランスパリ製で、高さは基礎より約11メートルである。これらはすべて当初のままである。その後、燈台は敷地とともに大阪府有に移され、昭和24年、航路標識法により国有に移されることとなり、26年10月、正式に海上保安庁に移管された。しかし、堺臨海工業地帯の建設にともない、港湾事情が一変したので、昭和43年3月付で廃灯となった。
 現在も、堺港の一角に、明治の建設当時の姿をそのままに伝えている。