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大阪府・堺市中区
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)土塔堺市土塔町
土塔、又は塔山と呼ばれ、封土は截頭四角錐状を呈し、一辺54メートル乃至59メートル、高さ9メートル頂上部に方約5メートルの平坦部がある。全面にわたって奈良時代の■が多く見出されていて表面を被覆していたかと思われ、且つ行基創建の大野寺の後身と推定される大野寺が附近にあることから見て、奈良時代における仏教的施設の遺構と認められる。蓋し奈良市の頭塔に相対比すべきものなるべく、最近土取りのため一部削り去られたのは遺憾であるが、類例稀なものとして、宗教史上価値ある遺跡である。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))兒山家住宅土塀大阪府堺市中区陶器北1404
屋敷東部の庭園の南・東・北及び内蔵・納屋間は内外とも塗り込めた土塀の形式で,屋敷南西隅,門長屋・隠居所間に矩折れに廻る塀は,柱・腕木・出桁を表し上半漆喰塗・下半竪板張とする。外面する隣接建物とともに,屋敷構えの構成要素として欠かせない施設。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))兒山家住宅隠居所大阪府堺市中区陶器北1404
主屋の西,屋敷西側の通りに面して建つ。平屋建,南妻入母屋造,北妻切妻造(庇付),本瓦葺で,中央に通用門を開き,その北を隠居所,南を馬小屋としていた。簡素な造りだが,隠居所表側に出格子窓を設けて長屋門風とするなど,屋敷の西面にあって目立つ施設。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))兒山家住宅門長屋大阪府堺市中区陶器北1404
屋敷正面やや西寄りに建つ。平屋建,入母屋造,本瓦葺で,正面を黒漆喰塗,他を白漆喰塗とし,腰を竪板張とする。ほぼ中央に門を開き,その東西を現在は納屋とする。桁行きに長く表側に横連子窓を並べた長屋門形式で,屋敷の正面構えの中心となる建物である。