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大阪府・堺市西区
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小倉家住宅門大阪府堺市西区浜寺昭和町五丁579-5
敷地東辺に建つ鉄筋コンクリート造の表門で両脇に袖塀を付す。本柱上部に絵様付腕木を造り出し、軒桁を支え、屋根は切妻造銅板葺で棟に桟瓦を載せる。本柱間に開き戸を吊り、北脇に潜戸を設ける。本柱と袖柱は緑色のタイル貼で、和洋折衷の意匠とする門。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小倉家住宅洋館大阪府堺市西区浜寺昭和町五丁579-5
堺市西部の浜寺住宅地に建つ洋館。L字形平面で一階は北西の玄関から広間兼階段室を通り、南の応接室に至る。二階は階段室の西と南に部屋を配する。庇やパラペットにスペイン瓦を用い、玄関アーチや二階窓に意匠を凝らすスパニッシュスタイルの上質な洋館。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))近江岸家住宅外塀大阪府堺市西区浜寺昭和町3-351
主屋と一体的に造られた植込み付の巨石積の外塀。正面及び側面に主屋と同じくスパニッシュ風の様式を取り入れた門が開く。表門は,切妻屋根付の親柱に簡素だが洗練された意匠の縦板厚板貼の門扉が取り付く。和洋混在の外塀として知られている。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)四ツ池遺跡堺市浜寺船尾町西・鳳北町
S49-01-006四ツ池遺跡.txt: 大阪平野の南部、大阪湾にそそぐ石津川に向かって、和泉丘陵から北へいくつかの支丘が突出している。そのひとつ船尾台地の北端上に四ツ池遺跡が位置する。遺跡は、弥生時代を中心とした集落跡で、北にのびる比高約5メートルの舌状台地の末端部分に立地し、断面V字形の溝を掘って南を限り、北と東西は丘陵崖を限界とした東西約100メートル、南北約150メートルの区域を居住地域とし、丘陵周辺に墓域を設けていたものとみられる。台地上の居住地域からは竪穴式住居跡、掘立柱建物跡などが発見されている。遺物としては、土器・石器・木製品などが出土しており、そのうちには河内や紀伊方面との交渉をものがたるものもある。
四ツ池遺跡は、畿内弥生時代の遺跡として代表的なものの一つであるのみでなく、当時の和泉地方の状況を示す遺跡として重要なものである。