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大阪府・堺市南区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小谷家住宅土塀大阪府堺市南区豊田1612

小谷家住宅土塀

敷地西側の道路沿いと、敷地入口から正門に向けてS字状に斜上する石畳沿いに湾曲して配された土塀。斜路北面を木造真壁造とするほかは土塀とし、総延長一三二メートルを測る。玉石積基礎に布石を伏せて土塀を築き、桟瓦葺とする。屋敷導入部に風格を与える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小谷家住宅南門大阪府堺市南区豊田1612

小谷家住宅南門

敷地南辺に南面して建つ長屋門で、東側に土蔵が接続する。木造平屋建、切妻造本瓦葺で、東端を門口として板扉の両側に潜戸を吊り、西側に三室を並べる。外壁漆喰塗で腰を竪板張とし、要所に物見格子や武者窓を配して、城門のような重厚な外観をもつ。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小谷家住宅正門大阪府堺市南区豊田1612

小谷家住宅正門

敷地西面に南北棟で建つ長屋門で、入母屋造本瓦葺である。中央南寄りを門口とし、鏡柱に板戸を開き、両側に潜戸を設ける。門の南に物見格子付の五畳、北に二室を並べ、北端室は落棟とする。外壁漆喰塗で腰を簓子下見板張とし、厳格な雰囲気を醸している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小谷家住宅主屋大阪府堺市南区豊田1612

小谷家住宅主屋

小谷城址南西隅の敷地中央に南面して建つ。木造平屋建、大和棟形式の切妻造桟瓦葺で、西寄りに式台玄関を構える。東端を広い土間とし、床上部に多数の部屋を配り、西北隅を奥座敷とする。重厚な軸部構成で造作も上質。堺市内で希少な江戸中期の大型民家。