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大阪府・貝塚市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))要家住宅土塀大阪府貝塚市畠中二丁目310

要家住宅土塀

広大な屋敷地を囲む塀。南西部の一角と表長屋門西側を除く総延長二二二メートルで、本瓦を葺く。西面には二間腕木門を開く。土塀は、中塗仕上げで、隅部では円弧を描いて連続し、優美な曲面を描く。庄屋の豪壮な屋敷構えを構成し景観に寄与している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))要家住宅庭門及び塀大阪府貝塚市畠中二丁目310

要家住宅庭門及び塀

中門の西端から北へ延びる庭門と塀。庭門は腕木門で、片開戸を建て込み、上部には折枝を入れ数寄屋風意匠で飾る。庭門の南北に塀が延びる。塀は土塀で、南側が本瓦葺、北側が桟瓦葺と違える。主庭と奥庭を画し、屋敷地内後方の庭園景観を構成する門塀。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))要家住宅中門大阪府貝塚市畠中二丁目310他

要家住宅中門

表書院の西に接続し、敷地表側と主庭とを画する。切妻造、本瓦葺で、西に腰掛待合と雪隠を付ける。門口は一・八メートルで、色土壁仕上げの瀟洒な造り。藩主の御成に備えて設けられたもので、格式を整え、屋敷地内の景観を特徴づける中門である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))要家住宅内長屋門大阪府貝塚市畠中二丁目310他

要家住宅内長屋門

表長屋門に直行して建ち表門と台所門を画す。切妻造本瓦葺で、中央に内門を開く。内門は間口二メートルで両開板戸を吊り、南に納屋、北に供部屋を配する。表書院前空間と主屋の玄関前空間を明瞭に区画するもので、類例のほとんどない貴重な内長屋門。