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大阪府・富田林市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岩根家住宅籠塀大阪府富田林市五軒家二丁目1525-1

岩根家住宅籠塀

南蔵から西蔵の隅まで、敷地南西面沿いに折曲りにのびる塀。切石谷積の石垣天端に伏せた葛石上に建ち、延長四五メートル、高さ一・八メートル、切妻造桟瓦葺である。外側は腰高に竪板を張り、外側小壁と内壁を漆喰塗とする。歴史的集落の街路景観に寄与する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岩根家住宅門屋大阪府富田林市五軒家二丁目1525-1

岩根家住宅門屋

敷地東面南端に南北棟で構える切妻造の長屋門。門の南を米蔵、北を松寿亭と呼ぶ座敷とする。米蔵は土蔵造で漆喰で塗込め、腰を竪板張とする。松寿亭は真壁造で腰は簓子下見板張とし、内部は六畳に床や付書院を備える。南蔵とともに風格ある表構えを見せる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岩根家住宅茶室大阪府富田林市五軒家二丁目1525-1

岩根家住宅茶室

酒蔵南側の中庭に所在する茶室で、知足亭と号する。直径、高さとも約二メートルの酒樽に、放射状に丸太垂木を配して円錐形の檜皮屋根を葺く。内部に床を設けて対面に躙り口を開き、側壁に円窓を穿つ。酒樽の内装を茶室化した異色な形態をもつ、蔵元の茶室。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岩根家住宅西蔵大阪府富田林市五軒家二丁目1525-1

岩根家住宅西蔵

敷地西辺の中央に南北棟で建ち、酒蔵に接続する。桁行一三メートル梁間五・七メートル、切妻造桟瓦葺で、南東面に吹放しの下屋を廻らせる。西面は石垣上に建ち、腰高に竪板を張り、窓上に庇を通す。梁や下屋の軸組に丸太を使う。酒造場の景観を形成する酒蔵。