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大阪府・松原市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))嶋田家住宅大門大阪府松原市天美東8-627
敷地東面南寄りに位置し米蔵と蔵の間に建つ。間口七・〇メートル、両下造本瓦葺で、両端間を物入とする。中央間を門口として舟肘木で梁を受け、本柱内にケヤキ扉を吊り、両脇に潜戸を開く。物入は表側を簓子下見板張とする。雄大かつ重厚で風格を備えた表門。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))嶋田家住宅道具蔵大阪府松原市天美東8-627
敷地北西隅、奥座敷棟の北側に南北棟で建つ。土蔵造二階建、桁行五・二メートル梁間四・三メートル、切妻造本瓦葺で、躯体は校木を積む井籠組とする。外壁は軒裏まで塗込め、腰高に竪板を張る。東面に戸口を開いて下屋を設ける。当地方には珍しい構造の土蔵。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))嶋田家住宅奥座敷棟大阪府松原市天美東8-627
主屋西側に接続する入母屋造桟瓦葺の建物。十畳主室と七畳半の次の間を東西に並べ、南北に縁を通し、次の間南に三畳半茶室を張出す。主室に座敷飾を備え、室境に山並みを模した欄間を飾る。竹の落掛など、数寄屋を加味し、洗練された意匠の離れ座敷である。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))嶋田家住宅玄関書院大阪府松原市天美東8-627
南面する主屋の前面に鞘の間を介して建つ。東面する式台玄関は正面小壁を円弧状に切取り、格子をいれて優美な外観とする。南側の座敷はトコに丸窓を開け、落掛を斜めに振るなど斬新な意匠の数寄屋である。独立した玄関棟で、大阪近郊の近代邸宅の一例を示す。