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大阪府・阪南市

国指定文化財(登録記念物)南氏庭園大阪府阪南市

南氏庭園

南氏庭園は,大阪の阪南市南東部に所在する旧家の庭園である。南氏は江戸時代の豪農に由来し,明治期は地域の連合戸長を務めた。東西約70m,南北約50mの住宅敷地は,居住区域と垣内(かいと)から成る。居住区域には,明治22年(1889)頃に建てられた主屋を中心に,表玄関・座敷棟が建つ。庭園は,座敷棟南の主庭,北の露地庭を中心とする。特に主庭は築山,和泉(いずみ)砂岩(さがん)の滝(たき)石組(いしぐ)みなどから成る枯(かれ)山水(さんすい)庭園(ていえん)で,明治前期の築造の頃から手を加えられつつ,次第に現在の形態にまで変容してきたものである。また,垣内は大阪近郊の農家によく見られた多目的な作業空間の遺存例として貴重である。敷地の全体には,樹齢約400年のヤマモモなどの古木も残されている。南氏庭園は,近代における大阪泉南地方の造園文化の発展に寄与してきた意義深い事例である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))南家住宅納屋大阪府阪南市自然田1707

南家住宅納屋

垣内と呼ばれる屋敷地西側の農作業場に位置する。桁行3間,梁間2間規模,切妻造,本瓦葺の木造平屋建で,西面に半間の庇を葺き下ろし,南面に廻し込む。内部は南北に2室に区画し,北方を土間とする。作業小屋として使われ,垣内の往時の様相を今に伝える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))南家住宅土塀大阪府阪南市自然田1706、1708

南家住宅土塀

表門前庭から西方へ向けて屋敷地南辺沿いに約50m,及び屋敷地内の垣内と庭園との境界南部約25mに残る。石敷基礎の上に築かれた土塀で,頂部に桟瓦葺の小屋根を載せる。表門,辰巳蔵とともに街区の歴史的景観をかたちづくる要素になる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))南家住宅表門大阪府阪南市自然田1706

南家住宅表門

主屋の南方,辰巳蔵の西方に位置する。前面道路から間口5間,奥行約3間ほどの前庭を設けて建つ1間1戸の薬医門で,東西に脇塀を延ばし,東側に通用口を開ける。屋根は軒先を銅板葺とした本瓦葺の切妻屋根とする。屋敷正面の豪壮な構えを見せる。