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大阪府・三島郡島本町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))若山神社本殿大阪府三島郡島本町大字広瀬1497

若山神社本殿

平野部を見下ろす景勝地に東面して建つ。三間社流造で、中央柱間を広くとる。身舎は円柱で、軒は二軒繁垂木、屋根はかつては檜皮葺だったと伝える。向唐破風造の向拝には、近代らしい装飾意匠の彫刻を施しており、特徴的な形式の神社本殿である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))水無瀬神宮神門及び築地塀大阪府三島郡島本町広瀬三丁目10-24

水無瀬神宮神門及び築地塀

参道の突当りに構える門と築地塀。神門は一間薬医門、切妻造本瓦葺で、女梁に斗を置いて男梁を支持し、男梁上に長い撥束を立て、斗と実肘木で棟木を受ける。築地塀も本瓦葺で土壁に定規線五筋を引き、北塀に潜りを開く。離宮跡地の由緒に相応しい格式を示す。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))水無瀬神宮手水舎大阪府三島郡島本町広瀬三丁目10-24

水無瀬神宮手水舎

境内正面の神門北東に南北棟で建ち、桁行長を三・〇メートルとのばした方一間平面で、入母屋造桟瓦葺とし、石製の手水鉢と井戸枠を置く。角柱に内法長押を廻らして舟肘木を置き、格天井を組み、妻飾は木蓮格子に梅鉢懸魚を吊る。本格的な形式をもつ手水舎。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))水無瀬神宮神庫大阪府三島郡島本町広瀬三丁目10-24

水無瀬神宮神庫

境内南西隅に北面して建つ。桁行二間半梁間二間、土蔵造二階建、寄棟造桟瓦葺で、正面中央の戸口に下屋を設け、漆喰塗の扉を開く。切石積基礎上に建ち、正面に石階四級を設け、外壁漆喰塗として水切一段を廻らせる。近代に再編された境内景観に寄与する。