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大阪府・南河内郡千早赤阪村
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))千早神社小宮(旧本殿)大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早1228
社務所の北に建ち、参道に南面する一間社流造銅板葺の旧本殿。三方に縁を廻らし、脇障子を建て、組物は大斗肘木、軒は一軒繁垂木、妻飾は豕扠首。肘木や虹梁に絵様を入れ、庇の中備に菊と波の彫刻を付す。小規模ながら装飾豊富な社殿で、境内の旧景を伝える。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))千早神社社務所大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早1228
参道に北面する社務所。平屋建銅板葺で、式台棟、授与所棟、主体部のそれぞれ切妻屋根を正面にみせる。内部南西は続き間座敷で南東に床を構え、南西に縁を廻らす。軒薄く簡明ながれも螻羽が深い切妻屋根を前方に突出して強調した力強い外観が特徴的な社務所。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))千早神社手水舎大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早1228
本殿の北西、参道に南面する切妻造平入銅板葺の手水舎。主柱を棟木まで延ばし、前後に低い控柱を立てて貫で固める。二段の腕木で軒桁を支え、主柱間に楣を入れ欄間は横連子。中央に自然石組の手水鉢を置く。簡明ながら存在感を示す手水舎で境内景観をつくる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))千早神社末社大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早1228
本殿の北西に位置し、基壇上に南面して建つ桁行三間梁間一間切妻造平入銅板葺。螻羽を深くつくり、大棟に長い樋棟を載せる。柱は円柱で腰長押、内法長押で固め、南面各間には錺金具を付した扉戸を開ける。妻に飾る縦長の懸魚や桁隠など本殿意匠に通じる末社。