長田港海岸線に平行する市道沿いに建つ公会堂。二階建で、外壁は煉瓦造、内部の柱、梁、スラブは鉄筋コンクリート造とする。左右対称のファサードに縦長窓を配し、装飾性を抑えた外観とする。用途を変えながら利用され、地域のランドマークとして親しまれる。

校地西方の小丘に建ち、建築面積１７４㎡、鉄筋コンクリート造平屋建である。左右対称の立面構成で、正面中央の玄関ポーチ上部にペディメント状の壁を立ち上げ、両翼の張り出しに太い柱型をつくり頂部に十字を飾る。設計担当の兵庫県営繕課の力量を示す。

花崗岩ガ一大逆断層ニヨリテ第三紀層ノ上ニ衝キ上ゲ居ルモノナリ六甲山塊ノ構造ヲ示スト同時ニ大阪湾ノ陷■ガ六甲山塊ノ隆起ト相関■セルコトヲ示スモノトシテ學術上重要ナリ

木造２階建，セメント瓦葺で，外壁をスペイン壁風とする洋館。１階には食堂・台所・居間・和室・サンルームを，２階には居室４室を設ける。変化に富んだ窓配置や屋根構成，外壁随所にタイルを用いるなど，大正～昭和期のいわゆる文化住宅の好例である。