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兵庫県・神戸市北区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))橋乃家本館兵庫県神戸市北区有馬町字有馬792

橋乃家本館

有馬温泉街の入口でかつての太古橋の袂に所在する木造三階建旅館。入母屋造妻入鉄板葺、二・三階は川沿いを眺める高欄付の入側を巡らす。客室は階段室を中心に配置し、個別に床構えを備える。格天井で舞良戸を構えた広い玄関は温泉街の歴史的景観を形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))御所坊土蔵兵庫県神戸市北区有馬町字有馬836-1

御所坊土蔵

本館及び新館とは道を挟んで南側の隣接地に位置する。土蔵造二階建切妻造妻入桟瓦葺。漆喰を鉢巻まで塗込め、腰壁を海鼠壁とする。内部は一室で一部吹抜。元は茶室付属の土蔵で茶道具や漆器を収納した。外観は当初を踏襲し、明治の温泉街の景観を伝える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))御所坊新館兵庫県神戸市北区有馬町字有馬853

御所坊新館

本館の南斜面の上部に位置し、木造三階建部分と、鉄筋コンクリート造一層に木造二層分をのせる混構造部分からなる。外観は本館と同様モルタル吹付仕上で屋根は桟瓦葺。内装は和室を含め水平線や垂直線を重視した幾何学的な意匠で統一。敷地中程の景観を形成。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))御所坊本館兵庫県神戸市北区有馬町字有馬859他

御所坊本館

有馬温泉街の中心、滝川沿いに位置する。木造三階建桟瓦葺で、玄関のある東面は切妻造、その西にやや屈曲して入母屋造の昭和増築部が接続する。外壁は吹付仕上と真壁造漆喰仕上一部板張が混在。川沿いの眺望良好地に好んで建てられた旅館別館の姿を伝える。