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兵庫県・姫路市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧田中家住宅別邸門及び塀兵庫県姫路市西新町字カントウシ125-4他
主屋の前栽を囲繞し、通りに東面して建つ門及び塀。北寄りに開く門は軒先銅板葺の桟瓦葺庇を付し、門口に吹寄格子戸を建て、上部は筬欄間とする。塀は桟瓦葺で、外壁漆喰塗仕上、腰は竪板張。格狭間に竹の組子を用いる凝った意匠の塀で、通りの景観をつくる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧田中家住宅別邸主屋兵庫県姫路市西新町字カントウシ125-4
姫路城西方の龍野に位置し、金物や煙草の製造販売を営んだ商家の大塀造の別邸。通りより控えて建つ二階建入母屋造桟瓦葺で、南に平屋を附属する。二階は続き間座敷で東・南に縁を廻らし、東面北寄りに高欄を付す。床柱にスギの磨丸太を用いるなど上質な主屋。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧野中外科病棟兵庫県姫路市福中町11
診療棟の南に位置する病室棟。木造2階建切妻造平入桟瓦葺で外壁リシン掻落仕上。一階北面中央を玄関とし、各階東西に中廊下を通して一階は個室、二階は大部屋の病室、北西に便所や浴室などを配する。銀行倉庫の転用と伝わり昭和戦後の地域医療を支えた病棟。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧野中外科診療棟兵庫県姫路市福中町11
姫路市の中心部に位置し、銀行店舗を転用した旧診療棟。通りに北面する木造2階建で正面西に階段室を張出して大窓を開け、外壁モルタル洗出仕上。一階は診療施設、二階は応接室。階段室に折鶴形照明を吊る。装飾を省いた箱型の外観がモダニズムの影響を示す。