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兵庫県・高砂市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧高砂消防会館・南本町巡査派出所兵庫県高砂市高砂町南本町914

旧高砂消防会館・南本町巡査派出所

本町通りに面して建つ消防会館兼巡査派出所。鉄筋コンクリート造二階建の消防会館の南に平屋建の派出所が取り付く。消防会館は陸屋根の簡素な外観だが、派出所は台形屋根で簡略化された破風を見せるなど装飾的である。地域の防災・防犯拠点を象徴する建物。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧高砂通運本社屋兵庫県高砂市高砂町字鍛冶屋町1396

旧高砂通運本社屋

商店街の角地に建つ事務所建築。木造二階建で通りに面した外壁を煉瓦積スクラッチタイル貼とする。屋根は緩勾配の寄棟造鉄板葺。平坦な壁面、壁頂部の水平ライン、矩形の開口部を各面に設けるなどモダニズム建築に通ずる外観意匠を見せる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧高砂銀行本店(高砂商工会議所会館)兵庫県高砂市高砂町字北本町1104他

旧高砂銀行本店(高砂商工会議所会館)

本町通りに面して建つ銀行建築。鉄筋コンクリート造二階建で、正面中央を出入口とし、両脇にイオニア式オーダーの柱を立て、頂部にパルメット文様、持送りを並べたエンタブレチュアを廻らすなど外観は古典主義様式に倣い、当時の小規模銀行建築の特徴を示す。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)石の宝殿及び竜山石採石遺跡兵庫県高砂市

石の宝殿及び竜山石採石遺跡

兵庫県の瀬戸内海に注ぐ加古川(かこがわ)西岸河口近くの竜山石と呼ばれる凝灰岩(ぎょうかいがん)からなる,古墳時代から現代に至るまでの採石遺跡。
ここには,石の宝殿と呼ばれる竜山石の岩盤を掘り込んだ遺構がある。幅約6.5m,高さ約5.6m,奥行約5.6mの直方体で,後面に突起部が付き重量は推定465トンで,7世紀の横(よこ)口式(ぐちしき)石槨(せっかく)を製作しようとした跡との説が有力である。現在,石の宝殿は生石(おうしこ)神社の御神体となっている。12世紀の文献では,「生石(おうしこの)大神(おおかみ)」と記されて人知の及ばないものとして信仰の対象となり,近世には延べ140名の西国大名らが参詣し,シーボルトが著書『日本』にスケッチを掲載している。
竜山石の採石は古墳時代に始まり,前期古墳の石室材,中期には巨大古墳に採用された長持形(ながもちがた)石棺(せっかん)の石材,後・終末期には家形石棺の石材となった。古代には京都府恭(く)仁宮(にきゅう)の礎石(そせき)建物(たてもの),中世では石塔,板碑(いたび),石仏などの石造物に,近世には木造建築物の基礎石や,墓標・道標・鳥居などの石材となった。
竜山石は古墳時代から現代まで採石活動が行われており,なかでも石の宝殿は7世紀の採石技術を知る上で希少な遺構で,中世までには生石神社が創られ,信仰の対象となり,現代に至る稀有な例でもある。しかも,採石活動は時代ごとに用途や流通の範囲を変えながら生産・加工され,採石技術の変遷と流通の変化を知る上でも重要である。