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兵庫県・丹波市
国指定文化財(重要文化財)高座神社本殿兵庫県丹波市山南町谷川
高座神社は丹波市南部の山裾に鎮座する神社で,本殿は宝永2年(1705)に地元の大工によって建立された。身舎の桁行を正面五間とする流造形式で,中央に入母屋造,軒唐破風付の向拝を付け,さらに屋根の左右に千鳥破風を飾る。全体に建ちが高く,独創的な屋根形式をもつほか,組物を三手先とし,要所に彫刻を配して彩色を施し,妻飾は蟇股を据えた装飾性豊かな二重虹梁大瓶束とするなど,細部意匠にも技巧を凝らす。
高座神社本殿は丹波地方の近世神社本殿の中で最大級の規模を有し,全体的に上質かつ華やかで,向拝の形式や,彫刻等の彩色技法などに当地方の社殿の建築的特徴が認められる。顕著な地方的特色と意匠的独創性を備えた神社本殿として価値が高い。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))住吉大社北瑞籬門大阪府大阪市住吉区住吉二丁目9-89
本宮域の背面北端にある切妻造銅板葺の四脚門。規模・形式とも南端籬門と寸分違わず、本宮域の背後を固める左右一対の門としてつくられる。南端籬門と同じく、第一殿の脇に建ち、境内中心部の歴史的景観を構成している。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))住吉大社南瑞籬門大阪府大阪市住吉区住吉二丁目9-89
本宮域の背面南端にある切妻造銅板葺の四脚門。組物を大斗肘木、妻飾を虹梁蟇股とするなど旧規を踏襲するが、虹梁や木鼻等の絵様は控えめな形状ながら極太で力強く、時代感覚を現している。第一殿の脇に建ち、境内中心部の歴史的景観を構成している。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))住吉大社幸福門大阪府大阪市住吉区住吉二丁目9-89
本宮域の正面脇にある切妻造銅板葺の四脚門。幸寿門と同じ規模・形式であるが、組物を大斗肘木とし、冠木と棟木の間は中備の蓑束のみとするなど全体に抑制の効いた造形とする。幸寿門と同じく、境内における江戸前期の建築形式を伝える貴重な建物である。