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奈良県・奈良市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))内藤家住宅中庭北塀奈良県奈良市池田町122

内藤家住宅中庭北塀

かつての環濠集落の旧家の屋敷北辺に建つ桟瓦葺の塀。延長十二・三メートル。北面は水路石積み護岸に延石を据え、大壁造漆喰仕上で腰板張とする。南面は真壁造漆喰仕上で、二箇所に花崗岩の控柱を設置し、座敷庭の背景となる。伝統的な農村景観を形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))内藤家住宅中門奈良県奈良市池田町122

内藤家住宅中門

旧家の主屋北側に東面する腕木門。切妻造本瓦葺、軒疎垂木小舞打、両脇に袖塀が付く。切石礎石に角柱を立て、門口は両開き襷桟板戸と横連子欄間として細部の造りも丁寧。長屋門から主屋に至る前庭と主屋北側の座敷庭を区画し、格式ある屋敷景観を形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))内藤家住宅長屋門及び塀奈良県奈良市池田町122

内藤家住宅長屋門及び塀

かつての環濠集落の旧家の長屋門で、敷地北東角に東面する。切妻造平入桟瓦葺、中央二間を袖壁付門口とし、引分け板戸を立てる。南北の室は物入れ。門口のまぐさや桁を漆喰で塗込める特徴的な意匠。窓が少なく閉鎖的な門構えで、集落の歴史的景観を形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))内藤家住宅主屋奈良県奈良市池田町122

内藤家住宅主屋

奈良盆地のかつての環濠集落北端にある旧家の主屋。北向きの切妻造平入桟瓦葺で、東の土間側を入母屋造落棟とし、下屋を巡らす。間取りは土間を南北に区切り、西に二列六室を配す。床構え付の座敷は設けず離れに配して古式を示し、木太い良材を用いた造り。