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奈良県・大和郡山市

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)郡山城跡奈良県大和郡山市

郡山城跡

奈良盆地の西ノ京丘陵南端に位置する近世城郭。天正13年(1585)に豊臣秀長が入城し畿内統治の拠点として大規模に整備が行われ、関ヶ原の戦い以後は譜代大名が城主となった。天守台のある本丸を中心に、毘沙門曲輪などの曲輪群、内堀、鷺堀などからなる。曲輪の周囲は石垣で築かれ、転用石材が多く用いられている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧川本家住宅蔵及び納屋奈良県大和郡山市洞泉寺町10

旧川本家住宅蔵及び納屋

敷地西辺に建つ土蔵造二階建で、座敷棟茶室と渡廊下で接続する。北側を切妻造本瓦葺の蔵、南側を切妻造段違で桟瓦葺の納屋とし、東面に瓦葺の庇を付ける。外壁は漆喰塗で腰を竪板張とし、蔵の戸口枠は木瓜形につくる。敷地の奥に重厚な構えを見せる附属屋。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧川本家住宅座敷棟奈良県大和郡山市洞泉寺町10

旧川本家住宅座敷棟

本館の西に坪庭を介して接続する木造二階建で、切妻造桟瓦葺とし、西面北に茶室、南に浴室、便所を張出す。南側は一階が厨房、二階が髪結場など営業用で、北側一階の座敷一二畳や二階の六畳二室は居住用の室である。南面高塀には猪目形の透かし窓を開く。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧川本家住宅本館奈良県大和郡山市洞泉寺町10

旧川本家住宅本館

街路に東面する木造三階建の旧妓楼で、切妻造桟瓦葺とする。正面は一階に瓦葺庇をつけ、中央を戸口、両脇を出格子とする。上階も繊細な出格子に小庇を付ける。一階は帳場や仏間で、上階の客室は三畳から八畳で色土壁に釣トコを備える。歓楽街の風情を伝える。