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奈良県・葛城市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))中之坊稲荷社奈良県葛城市當麻元當麻方1263-11
當麻寺中之坊の境内北西隅に建つ鎮守社。一間社入母屋造平入檜皮葺、二軒繁垂木で、正面に千鳥破風を付け向拝を唐破風とする。組物は二手先で、肘木に笹繰を取り隅尾垂木を入れ向拝虹梁木鼻を波形に造り、軸部全体に彩色を施すなど、小品ながら装飾性に富む。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))玉や離れ座敷奈良県葛城市當麻元當麻方1242
主屋北西側に南北棟で建ち、廊下で接続する。木造二階建、南面入母屋造、北面切妻造、桟瓦葺で、二階南東面に高欄付の縁を廻らす。一階の板間はもと二室の客室で、西面にトコを二所備え、旧室境に透彫欄間を飾る。落ち着いた佇まいを見せる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))玉や主屋奈良県葛城市當麻元當麻方1242
當麻寺門前の角地に建つ二階建のもと旅籠。西面入母屋造、東面切妻造、起りのある桟瓦葺で下屋と高欄を廻らす。外周に格子をたてるほか、壁に「松に鶴」の鏝絵を飾り、また軒の持送りに宝珠を彫刻するなど華やいだ雰囲気をもち、古刹門前の景観に寄与する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))當麻寺松室院客殿奈良県葛城市當麻元當麻方1263-11
中之坊の東に建ち、桁行18m梁間12m、木造平屋建、入母屋造桟瓦葺で、玄関の屋根を切り上げる。内部は仏間や客間の周囲に縁をめぐらす。数寄屋建築に造詣のあった川上邦基と古代建築に精通した大岡實の設計になり、軽快さと雄大さを併せもつ。