西国から大和を経て伊勢神宮に参詣することを目的として、近世を通じて最も利用された街道。近世における伊勢信仰及び参詣の様相を明らかにする上で重要。旧道が良好に残る山粕峠と鞍取峠を指定する。

瀬戸内海火山系ノ死火山タル具留尊山ヨリ噴出シタル英閃安山岩ノ熔岩層ガ直立ノ柱状節理ヲナシテ山上ニ絶壁ヲナセルモノナリ屏風岩ハ其ノ熔岩層ノ一部ガ長サ約五〇〇メートル高サ約六〇メートルノ大岩壁ヲナシテ直立セルモノ兜岩及ビ鎧岩ハ同一熔岩層ノ一部ガ各其ノ名ノ如キ形セル熔岩メサヲナシテ山腹ニ絶壁ヲ繞ラセルモノナリ　柱状節理ノ熔岩層ガナセル絶壁トシテ標式的ノモノナリ