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岩手県
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧盛岡天主堂岩手県盛岡市厨川五丁目54-1
盛岡大学附属高等学校敷地内に建つ。切妻造鉄板葺で正面にスレート葺鐘楼を戴く。三廊式で、正面に玄関、背面に半円形平面の祭壇を付す。身廊は柱頭飾付き円柱を並べてアーチを架けヴォールト天井を張る。ロマネスクを基調とした繊細な意匠の木造天主堂。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))愛宕神社本殿(旧愛宕山大権現堂)岩手県奥州市江刺愛宕字西下川原197
北上川東岸、かつて下川原御蔵があった集落の鎮守。境内西側の基壇上に東面して建つ宝形造三間堂で正面一間向拝付。三斗を組み、中備は蟇股で十二支彫刻を飾り、軒はせがい造。内部一室で西辺中央に須弥壇を設ける。小壁や組物などに塗装彩色を一部残し貴重。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧高野家住宅瑞皐文庫岩手県奥州市水沢字大畑小路7-2
敷地北西隅に南面して建つ文庫蔵。方形平面の土蔵造切妻造妻入桟瓦葺で外壁はモルタル塗仕上。内部は一室のモルタル塗仕上の土間で、北寄りに高野長英関係資料の保管用金庫を据える。正面に銅板張両開扉を開け、両側面の窓に鉄格子を嵌めるなど厳重なつくり。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧高野家住宅板倉岩手県奥州市水沢字大畑小路7
敷地北東隅に西面して建つ切妻造妻入鉄板葺の小規模な板倉。側柱に板を落込み、外部に半柱を立てて柱を密に見せ、西面は土台下に木瓜形の透彫板で飾る。内部は一室の板敷で小屋組は束立の二重梁とし、束で棟木を受ける。堅牢な外観が敷地北東の景観をつくる。