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岩手県・花巻市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧菊池家住宅西洋館岩手県花巻市御田屋町65-1

旧菊池家住宅西洋館

花巻城下武家町の御田屋小路に北面する半切妻造桟瓦葺の洋風住宅。外観は下見板張に高い縦長窓を並べ、鉄板葺腰折屋根の玄関風除室と二階軒のブラケットが装飾的。平面は中廊下式で和室主体だが洋風天井で全て開戸とし、全体に和洋折衷の独特な雰囲気を醸す。

国指定文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)倉沢人形歌舞伎岩手県花巻市

倉沢人形歌舞伎

倉沢人形歌舞伎は,全国各地に分布する人形芝居のなかでも,東北地方各地に伝承されている裾突っ込み式,挟み式一人遣いの一つであるが,歌舞伎を人形で演じるという姿勢を有する希少な事例である。人形遣いが歌舞伎の演技演出を習得し,かつそれぞれ役の台詞を担当するなど,特徴ある内容を有している。
倉沢人形歌舞伎は,岩手県花巻市東和町(とうわちょう)倉沢(くらざわ)に伝承され,歌舞伎の上演内容を人形に移して演じる姿勢を有し,役の台詞を人形遣いが発するなどの点で,特色のある人形芝居となっている。人形は一人遣いを基本とし,人形の裾から片手を入れて操る裾突っ込み式で,かつ差し入れた手の人差し指と中指で人形の首(かしら)を挟み,親指と小指で人形の両腕を操作する挟み式という形態である。上演は舞台浄(きよ)めの「三番叟(さんばそう)」に始まり,最後は「景色(けいしょく)」という短い踊りで打ち出しとなる。この間に演じられる演目は「本朝廿四(ほんちょうにじゅうし)孝(こう)十種(じゅしゅ)香(こう)の場(ば)」「絵本(えほん)太(たい)功記(こうき)尼ケ崎(あまがさき)の場」「傾城(けいせい)阿波(あわ)の鳴門(なると)巡礼歌(じゅんれいうた)の段(だん)」「奥州(おうしゅう)安達(あだちが)原袖(はらそで)萩(はぎ)祭文(さいもん)の場」などが伝えられ,竹本(たけもと)(義太夫(ぎだゆう)節(ぶし))の演奏と,人形遣いによる各役のせりふが掛け合いで演じられる。これらの多くは歌舞伎の代表的な義太夫狂言であるが,いっぽうで竹本を用いない「戸隠山(とがくしやま)岩見(いわみ)重太郎(じゅうたろう)大狒(ひひ)退治(たいじ)の段」のように,近隣地域に伝わる人形芝居との関連をうかがわせる演目も含まれる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))花巻温泉旧松雲閣別館岩手県花巻市湯本第1地割他

花巻温泉旧松雲閣別館

木造二階建の大規模旅館建築。桁行五五・五メートル、梁間一六・三メートルで、南正面中央やや右寄りに玄関を開き、一、二階とも中廊下を通して南、東に客間を配し、背面側には広間等を置く。屋根は赤色の釉薬瓦で葺き、花巻温泉の往時の景観を今に伝える。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)花輪堤ハナショウブ群落花巻市西宮野目

花輪堤ハナショウブ群落

池ノ水中及岸辺ニ残レル舊時ノ濕原ノ一部ニアリ紫色赤紫色ノ濃淡種々ノ花ヲ開ク花色ノ變異ニ富メル花菖蒲ノ群落トシテ學術上有益ナルモノナリ