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岩手県・二戸市

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)浪打峠の交叉層二戸郡一戸町

浪打峠の交叉層

第三紀砂岩層ノ風蝕面ガ波紋ニ肖タル明瞭ナル交叉層(僞層)ヲ呈シ且層中ニ多數ノ介殻破片ヲ藏シテ淺海堆積層タルコトノ標式的特徴ヲ有ス

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)九戸城跡二戸市福岡町

九戸城跡

馬渊川ト白鳥川トノ合流点ニアリ天正十九年九戸政實、宗家南部氏ニ叛シ此ノ城ニ據ル南部氏援ヲ豊臣秀吉ニ求メタルヲ以テ秀吉秀次ヲシテ浅野、蒲生、堀尾等ノ諸将ヲ率イテ之ヲ攻メシム政實防戰頗ル努メタリシモ衆寡敵セズシテ降リ茲ニ於テ奥羽地方平定シ全國統一ニ歸セリ
城ハ河流ノ交点ニ位スル臺地ヲ利用シテ空濠ヲ掘リ本丸、二ノ丸、若狹館、外館、松丸等ノ曲輪ヲ形成シ本丸ノ一部ニ石垣ヲ存ス東北地方稀ニ見ル大規模ノモノナリ

国指定文化財(重要有形民俗文化財)浄法寺の漆掻きと浄法寺塗の用具及び製品(1)二戸市浄法寺町御山久保35
(2)二戸市浄法寺町御山久保25-1

浄法寺の漆掻きと浄法寺塗の用具及び製品

岩手県の旧浄法寺町・安代町は、南部漆の産地として知られてきた。この地域には、漆掻き、木地師、塗師が古くから住みついてきたと伝えられ、盛岡藩主南部重直(慶長11(1606)年~寛文4(1664)年)の黒印文書(宛所欠)にも「薄(箔)椀」の記載があり、この地域の漆掻きや漆塗りは少なくとも17世紀半ばまで遡ることができる。
 浄法寺では、豊富なブナ材を椀木地とし、下地に柿渋を用い、地元産の良質な漆を塗って仕上げる伝統的技術が伝承されてきたが、現在その姿は影をひそめ、振興策が種々検討されている。
 この収集は、主に浄法寺町内で用いられてきた漆掻関係・木地師関係・塗師関係の用具を職種ごとに分類しながら体系的にまとめたもので、椀・膳・盆類をはじめ酒器類・仏具等の製品も製作方法別にまとめている。また、職人生活用具、販売関係用具、信仰関係用具などもあり、浄法寺の漆掻きと浄法寺塗の全貌を網羅している。

国指定文化財(重要文化財)天台寺 仁王門岩手県二戸市浄法寺町御山

天台寺 仁王門

天台寺は東北地方の代表的な観音霊場として知られる天台宗の名刹である。
 本堂は内部に大型の厨子を持つ五間堂で、各部の造りも優秀である。同時期の仁王門とともに盛岡藩による造営であり、岩手県下の江戸時代前期の本格的な寺院建築として重要である。