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岩手県・八幡平市

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)大揚沼モリアオガエルおよびその繁殖地岩手郡松尾村

大揚沼モリアオガエルおよびその繁殖地

八幡平[はちまんたい]の南部に源を発する北又川の谷の北側、標高1,100メートルの山腹にある約1.7ヘクタールの沼である。自然林と湿原に囲まれた約600メートルにわたる沼岸のほとんど全域にモリアオガエルの繁殖がみられ、岩手県下における最大の本種の繁殖地として貴重である。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)焼走り熔岩流岩手郡西根町

焼走り熔岩流

享保四年正月岩手山噴火の際東側の谷口から噴出した熔岩流で、長さ約4キロメートル、末端における幅は1.5キロメートルある。流動性大なる輝石安山岩の半縄状熔岩にして表面に波絞の如き凸凹あり、凸凹にはシラガゴケその他蘚苔、地衣着生し、その形によって「虎形」等の名がある。噴出後、すでに二百余年であるが熔岩流の上端の一小部分を除くの外は未だ樹木を発生せず荒涼たる灰黒色の岩■を現出せる様は稀に見る所である。
熔岩流として代表的であり学術上特に価値が高いものである。