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岩手県・奥州市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧安倍家住宅庭門岩手県奥州市水沢字日高小路21-1

旧安倍家住宅庭門

主屋北に広がる庭園の東辺に開く腕木門。一間一戸、切妻造板葺で、本柱上に冠木を渡し、繰形付の腕木で軒を受ける。戸口に両開きの板戸を吊り、冠木上部は透し彫の欄間を入れて整える。庭園東辺を区画し、簡素ながらも水沢城下武家屋敷の構成を伝える庭門。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧安倍家住宅表門岩手県奥州市水沢字日高小路21-1

旧安倍家住宅表門

敷地北面中央に開く表門。寄棟造鉄板葺で、本柱上に冠木を渡し、上部は軒廻りを全て漆喰塗で塗り上げ、独特な意匠とする。戸口に両開の板戸を吊り、東脇に潜戸を設ける。外壁は漆喰塗で腰は下見板張とする。武家の屋敷構えを伝え、城下の景観をつくる表門。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧安倍家住宅土蔵岩手県奥州市水沢字日高小路21

旧安倍家住宅土蔵

主屋の東に位置する土蔵。土蔵造二階建、切妻造鉄板葺の置屋根形式で、外壁は海鼠壁とする。戸口は北面に設けて鉄板葺の庇を付し、内部は一・二階とも一室とする。北妻に家紋を掲げ、鏝絵で破風尻に絵様を描いて意匠を凝らす。敷地北東の景観を形成する土蔵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧安倍家住宅板蔵岩手県奥州市水沢字日高小路21

旧安倍家住宅板蔵

主屋の北東に位置する倉。桁行三間、梁間二間、平屋建切妻造鉄板葺の南北棟で、棟を西に寄せて屋根を東西に葺き下ろす。柱を半間毎に立て外壁は板壁とし、戸口は南妻に設けて庇を付す。内部は一室で物置とする。通りに面して地域の歴史的景観を形成する板蔵。