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岩手県・岩手郡雫石町

国指定文化財(重要文化財)小岩井農場施設 第四号牛舎岩手県岩手郡雫石町丸谷地

小岩井農場施設 第四号牛舎

岩井農場は,明治24年に本格的な洋式農場を目指して井上勝により開設され,共同創設者の小野義眞,岩崎彌之助を含めた各々の頭文字から小岩井農場と命名された。指定された建物は,総務部門の下丸,育牛部門を置く上丸,飼料を生産する耕耘部門がある中丸の3つの地区に集中する。小岩井農場施設は,洋式農場を目指して設立された農場の基幹施設で,本部事務所や牛舎群,サイロや四階建倉庫など,時代毎の最新技術を積極的に導入し,改良を重ねた農場システムを示す一連の建物群が良好な状態で保存されており,我が国における近代農場の発展過程を知る上で重要である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))上和野馬頭観世音旧堂岩手県岩手郡雫石町上野下沢田105

上和野馬頭観世音旧堂

北面して建つ三間堂で、正面に一間向拝を設ける。前身本堂と伝わり、現在は絵馬堂として用いられる。痕跡から、当初は奥に三間通しの仏壇が設けられていたとみられる。名馬の産地として知られた当地における信仰の様相を伝える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))上和野馬頭観世音本堂岩手県岩手郡雫石町上野下沢田105

上和野馬頭観世音本堂

袖山山麓に東向きに境内を開く。本堂は東面して建つ三間堂で、正面に一間向拝を設ける。正側面に高欄付の縁を廻らし、脇障子を備える。柱上を尾垂木付二手先組物で華やかに飾り、内部板支輪の地紋彫や、向拝周りの立体的な彫刻などに見応えがある。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)葛根田の大岩屋岩手郡雫石町

葛根田の大岩屋

岩手火山の旧期噴出にかか安山岩が巨大なる柱状節理をなし溪流に臨みて絶壁をなせるものなり。崖の幅は160メートル、高さ約70メートルに及ぶ。崖の下部は河蝕によりて高さ10メートル餘の洞窟をなす。これ大岩屋の名ある所以なり。