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和歌山県
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))興国寺大門和歌山県日高郡由良町大字門前字三光坪801-7
伽藍南端の参道入口に南面して建つ四脚門。切妻造本瓦葺で、円柱の主柱と控柱を腰貫と頭貫で固め、柱頂に三斗を組んで妻虹梁を受け、丸桁を支持する。軒は二軒繁垂木。頭貫木鼻は牡丹の篭彫とするなど華やか。建ちが高い総ケヤキ造の門で古刹の風格を示す。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))興国寺方丈和歌山県日高郡由良町大字門前字三光坪801-7
法堂の東側に西面して建つ方丈。寄棟造本瓦葺の南北棟で、西面南寄りに向唐破風造の玄関を突出する。平面は3列6室で三方に広縁を廻らし、西半は室中、北東に床、違棚、付書院を備えた座敷を配す。側通りには1間毎に柱を立てるなど古式を残す大規模な方丈。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))興国寺開山堂和歌山県日高郡由良町大字門前字三光坪801-7
伽藍北方の高台に位置する開山堂。宝形造本瓦葺の三間堂で周囲に縁を廻らす。組物は出組で軒支輪を備え軒は二軒繁垂木。内部は一室で北に仏壇を構え格天井を張る。仏壇下方には開祖法燈国師の墓である宝篋印塔を安置。小規模ながらも総ヒノキ造の上質な仏堂。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))興国寺坐禅堂和歌山県日高郡由良町大字門前字三光坪801-7
法堂の北に南面して建つ仏堂。入母屋造本瓦葺東西棟の前堂に南北棟の後堂が接続し、全体T字形の平面。内部は前堂から後堂まで一連の四半敷土間とし、前堂両端間に畳敷の単、後堂北面両端間に仏壇と位牌壇を設ける。伽藍軸線上に建ち、寺院景観の中核を担う。