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和歌山県・海南市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))一木旅館門及び塀和歌山県海南市下津町上字前原288

一木旅館門及び塀

長保寺参詣道に南面する旅館の門塀。門は切妻造杉皮葺の腕木門で、出節の柱に両折れ板戸を建てる。土間に那智黒石を敷き込む。塀は桟瓦軒先銅板葺で、真壁造漆喰仕上に角窓を開け、腰に半割丸太を張る。数寄を凝らす意匠で参詣道に趣を与える近代和風の門塀。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))一木旅館新館和歌山県海南市下津町上字前原288

一木旅館新館

長保寺参詣道の旅館客室棟。二階建、入母屋造桟瓦葺で、玄関棟の北に渡り廊下で繋がる。寄付、前室、床構え付き主室、広縁からなる個別客室を、一階三部屋、二階二部屋配し、落ち着いた数寄屋風意匠でまとめる。広縁は敷地背面の宮川に面して風情がある。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))一木旅館旧館和歌山県海南市下津町上字前原288

一木旅館旧館

長保寺参詣道に所在する旅館の客室棟。二階建、入母屋造桟瓦葺、塀を挟んで参詣道に二階を見せる。本館の西に玄関棟で繋がる。一階に大小四室の続き座敷、二階に床構え付六畳と次の間六畳を配する。数寄屋風で銘木趣味のやや濃厚な意匠で新館と好対照をなす。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))一木旅館玄関棟和歌山県海南市下津町上字前原288

一木旅館玄関棟

長保寺参詣道に所在する旅館の玄関棟。通りに開く門から石敷き路で引き込んだ前庭奥にあり、平屋建、両下造桟瓦葺で、本館と旧館を繋ぐ東西廊下と新館への渡り廊下及び水廻りで構成する。玄関土間に那智黒石を散らすほか、内外に数寄を凝らした意匠とする。