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和歌山県・御坊市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))久保田家住宅塀和歌山県御坊市湯川町小松原字中ノ坪165

久保田家住宅塀

敷地の西及び南辺を区画する鉄筋コンクリート造の塀。約一・五メートル間隔で柱形を付け、柱間は隅を円弧状に欠いた額縁を造り、内部をドイツ壁風のモルタルで仕上げる。腰壁、柱形、笠木は洗出仕上。簡素な洋風基調の塀だが屋敷構えに整った印象を与える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))久保田家住宅長屋門和歌山県御坊市湯川町小松原字中ノ坪165

久保田家住宅長屋門

熊野街道から引込む敷地南辺の小道に面して建つ。平屋建切妻造本瓦葺。西一間半を門口、東二間半を蔵とする長屋門。門口は楣で固め板戸片引を建てる。背面は軒を出桁造として漆喰で塗込める。蔵は背面中央に戸前を設ける。旧家の格式ある表構えをつくる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))久保田家住宅新座敷和歌山県御坊市湯川町小松原字中ノ坪165

久保田家住宅新座敷

街道の東に接し、南は廊下を介して主屋に接続。平屋建入母屋造桟瓦葺。南面し、東西に三室並べ、南面西端に小玄関を設ける。東二室は続き間の書院座敷で正側面に縁を廻す。良質の栂材を用い、色ガラスの障子戸等に当時の流行を示す。主屋と一体で景観を形成。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))久保田家住宅主屋和歌山県御坊市湯川町小松原字中ノ坪165

久保田家住宅主屋

熊野街道の宿場小松原に位置。入母屋造本瓦葺で軒を深く葺き下ろす重厚な外観を持つ。北西に二階建土蔵造のオクナンドが接続。内部は東を土間とし、西の床上部を二列三室配する奥深い構成。各室は差鴨居で固めるが溝は三本で古式。街道沿いの景観を形成する。