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和歌山県・田辺市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧上秋津小学校校舎(秋津野ガルテン)和歌山県田辺市上秋津字平岡4558-8

旧上秋津小学校校舎(秋津野ガルテン)

右会津川沿い農村の長大な木造校舎。二階建切妻造桟瓦葺、外壁は下見板張、軒際漆喰仕上とする。内部は片廊下式で、二階に背面側丘上へ避難路を設け、鉄筋コンクリート界壁と防火扉、キングポスト・トラス小屋組に土壁界壁、筋交と方杖など防災を重視する。

国指定文化財(重要文化財)鬪雞神社 本殿和歌山県田辺市東陽

鬪雞神社 本殿

鬪雞神社は,熊野参詣道の大辺路沿いに境内を占める神社で,元暦元年(1184)に紅白の鶏を闘わせて源平合戦を占った故事からかつては「鶏合権現」などと称された。
本殿をはじめとする社殿群は,6棟が一直線に並び建つ構成になり,その社殿形式や配置に熊野本宮の伝統形式をよく伝えている。各社殿の建立年代が明らかで,軸部の技法的特徴や細部意匠に地方的特色を備えており,紀南地方における近世社寺建築の展開を理解する上で,高い価値を有している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧南方家住宅井戸屋形和歌山県田辺市中屋敷町36-1

旧南方家住宅井戸屋形

主屋の南東方向、台所の傍らに建ち、外台所とも呼ばれていたという。建ちが低く、屋根は招造桟瓦葺とする。平面は、西から井戸、土間、床上部とし、それぞれ土壁で仕切られる。中央の土間にはかつて竈が設置されていた。往時の生活の様子を現在に伝える施設。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧南方家住宅土蔵和歌山県田辺市中屋敷町36-1

旧南方家住宅土蔵

書斎の北方に主屋と平行して南北棟で建つ。土蔵造二階建で、小屋組は登梁形式、屋根は本瓦葺とする。外壁は焼杉板の竪板張である。熊楠存命中は、一階を書庫に、二階を物置に使っていたと伝える。他の建物と同様の外観仕様になり、屋敷内の景観を整えている。