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和歌山県・新宮市

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)新宮下本町遺跡和歌山県新宮市

新宮下本町遺跡

中世以降、太平洋航路の重要な拠点であった港町の遺跡。海を介した交流の実態を知る上で重要なだけでなく、中世の海上交通と宗教勢力との関係や、平安時代末頃以降から全国へ信仰が拡大する熊野三山の経済基盤等について考える上でも重要である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大前屋旅館和歌山県新宮市三輪崎一丁目293他

大前屋旅館

三輪崎港の通りに北面する近代和風旅館。二階建入母屋造桟瓦葺で庇を付す。東寄に玄関を開け両脇に出格子を構え、二階の建ちが高い。内部は玄関ホールから中廊下を通して両脇に続き間座敷等を配置する。各室に縁や出窓を設け、海や通りへの眺望を確保する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧チャップマン邸石段及び石垣和歌山県新宮市丹鶴一丁目7677-2

旧チャップマン邸石段及び石垣

敷地の南東面を区切る石垣及び前面道路からの通路となる石段。石垣は花崗斑岩の間知石を谷積に築き、東端に井戸のためにアーチを組んだ石室を設ける。石段は玄関までの路面に野面石を敷詰め、石張の門柱を入口脇に立てる。主屋と共に西村伊作の作風を伝える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧チャップマン邸主屋和歌山県新宮市丹鶴一丁目7677-2

旧チャップマン邸主屋

木造二階建、スレート葺の宣教師館。南面東半は二階をやや張出して切妻をみせ、一階は半八角形平面の出窓が突出するなど、変化に富んだ外観をつくる。一階に南側の庭園に面して居間と事務室、二階に学習室や寝室を配す。設計者西村伊作の作風の一端を伝える。