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和歌山県・伊都郡かつらぎ町
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))堀越癪観音庫裏和歌山県伊都郡かつらぎ町大字東谷字向井1360
和泉と高野山を往来する七越峠近くに所在する葛城修験行所の一つで、本堂西隣に位置する庫裏。入母屋造茅葺、西側に竈を置く土間、東側を六間取鍵座敷として縁を廻らす農家風の建物。床差し天井、おだち組の小屋など古式を示す。修験の歴史的景観を伝える。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))神野阿弥陀堂和歌山県伊都郡かつらぎ町大字東谷字東堂之前1049
葛城山間の集落北側に南面して建つ仏堂。寄棟造平入茅葺金属板仮葺の三間堂で、四周に切目縁を廻し庇柱を立てる。身舎柱はケヤキ円柱で、虹梁形頭貫を架け、組物は大斗肘木とする。側柱はクリの大面取り角柱に舟肘木である。紀北地域の村堂の事例として貴重。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))的場家住宅土蔵和歌山県伊都郡かつらぎ町大字東谷1046
主屋の北西に、南東を向いて建つ。北東の土蔵部は土蔵造二階建、切妻造平入で正面に下屋を下す。南西の居室部は木造平屋建、入母屋造桟瓦葺。土蔵部の小屋組は桁行中央に梁を渡し、束立で棟木と母屋を支える。主屋とともに集落の歴史的景観に寄与する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))的場家住宅主屋和歌山県伊都郡かつらぎ町大字東谷1046
細長い敷地中央に南西向きに建つ農家。入母屋造平入茅葺で、南隅に桟瓦葺の下屋を出す。床上部は整形四間取で、正面は土縁とする。部屋境は差鴨居を入れ柱を省略するが、三本溝の差鴨居など古式を見せる。建築年代が明らかで紀北地域の近世農家の指標となる。