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和歌山県・日高郡日高川町
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))寒川家住宅石垣和歌山県日高郡日高川町大字寒川273
表門の西にのびる塀と、小門との間に築かれた石垣で、屋敷地の南西辺を区画する。緩やかに折れ曲がり、延長二〇メートルを測る。切石を腰ほどの高さに四段布積みし、上部に植栽を施す。要所に家紋に因む梅鉢を象った積み方を表し、外観に変化を添える。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))寒川家住宅小門和歌山県日高郡日高川町大字寒川273
屋敷地の西辺、離れの南西側に開く小型の一間薬医門で、左右に土塀の袖塀を付ける。普段は使用されず、屋敷地の西側に位置する寒川神社で祭礼を行う際の出入りに使用する。全体に簡素な意匠となっているが、屋敷地と神社との関係性を示す門である。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))寒川家住宅塀和歌山県日高郡日高川町大字寒川273
表門の東西に折曲がりにのびる塀。東方が延長九・五メートル、西方が同一三メートルで、屋根は杉皮葺とする。水切の下部を竪板壁とし、上部は黒漆喰壁で、白漆喰の見切りを廻してアクセントとする。表門と同時期の建築で、ともに良質な表構えを形成する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))寒川家住宅表門和歌山県日高郡日高川町大字寒川273
敷地正面中央に構える間口三間の棟門で、中央間背面に控柱二本を立て、屋根は切妻造杉皮葺である。中央間を広くとって門口とし、東脇間を潜戸、西脇間を竪板壁とするが、開口はいずれも門扉を吊らず開放とする。風格ある大型の門で、表構えに格式を与えている。