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和歌山県・東牟婁串本町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧谷畑家住宅(こざがわ)主屋和歌山県東牟婁郡串本町西向字カジヤ谷78-1

旧谷畑家住宅(こざがわ)主屋

古座川の河口に位置。T字形平面の二階建の西と北東に平屋を張出す。入母屋造桟瓦葺で一、二階とも銅板葺の庇を廻し、出桁造で吹寄の垂木を配る。たちが高く庭や川に面する西・南面はガラス戸を建て眺望を誇る。良材を用い、丁寧な造作になる近代和風住宅。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)樫野埼灯台及びエルトゥールル号遭難事件遺跡和歌山県東牟婁郡串本町

樫野埼灯台及びエルトゥールル号遭難事件遺跡

近代最初期の灯台として良好に保存されている「樫野埼灯台」,エルトゥールル号が衝突した「船甲羅(ふなごうら)」,生存者が泳ぎ着いたと伝えられる「遭難者上陸地」,犠牲者を葬った「遭難者墓地」からなる。近代における大規模かつ国際的な海難とその後の防災意識や日本とトルコとの国際交流・慰霊の歴史を明らかにする貴重な遺跡。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧神田家別邸(稲村亭)和歌山県東牟婁郡串本町串本字寺前生879-1

旧神田家別邸(稲村亭)

紀伊半島南端の串本町を代表する商家の別邸である。敷地中央に南面して建つ。東を土間、西を床上部とする農家型の平面で、桟瓦葺の大屋根を載せる。稲村海岸に流れ着いた巨木と伝わる目の詰んだ柾目のスギ材を用いて造作し、端正な造りで上質である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))樫野埼灯台旧官舎和歌山県東牟婁郡串本町樫野字尾崎1006-1

樫野埼灯台旧官舎

紀伊半島南端部の紀伊大島に築かれる。桁行約13m,梁間約9.4m規模の石造,寄棟造で,平側中央部に入口,縦長窓を左右対称に配した主体部の東西両側面に,一部外壁に接続する張出部を設ける。神子元灯台官舎と共にわが国最初期のブラントン灯台の官舎。