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鳥取県

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大樹寺鐘楼鳥取県八頭郡八頭町福地408

大樹寺鐘楼

本堂南西に位置する鐘楼。基壇上に東面して建つ入母屋造銅板葺。礎盤上に円柱を内転びに立て正面に中央上方が湾曲する腰貫を用いる。円柱に三斗を組み、軒は二軒繁垂木、中備は蟇股。内部は格天井張。戦時供出した梵鐘再鋳記念の鐘楼で伽藍景観の一翼を担う。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大樹寺僧堂鳥取県八頭郡八頭町福地408

大樹寺僧堂

本堂の北東に位置する僧堂。西面して建つ入母屋造平入桟瓦葺。内部は一室の土間で竿縁天井を張り、入側に土間の廊下を廻らす。中央には文殊菩薩像を配し、修行用の単を東西に三列設える。往時は中国地方唯一の専門僧堂であったという由緒を伝える大型の僧堂。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大樹寺開山堂鳥取県八頭郡八頭町福地408

大樹寺開山堂

本堂背面と渡廊で接続する開山堂。一段高い石積上に西面して建つ入母屋造平入桟瓦葺。内部は一室で格天井を張り、東側に円柱を立て虹梁を渡し須弥壇を設ける。周囲の位牌棚は柱を省略し垂壁を廻らした軽快なつくり。本堂の背後に建ち伽藍の歴史的景観を形成。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大樹寺本堂鳥取県八頭郡八頭町福地408

大樹寺本堂

市場城跡東方の山腹にある曹洞宗寺院本堂。境内中央に西面する入母屋造平入桟瓦葺。正面向拝は垂木を湾曲させ、中備、手挟は彫刻豊か。内部は前面を外陣、中央を大間、後方を内陣とし、大間は折上格天井。棟が高い大規模本堂の姿が地域の歴史的景観をつくる。