文化遺産オンライン

カテゴリで見る

鳥取県・八頭郡智頭町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))米原家住宅下門及び塀鳥取県八頭郡智頭町大字智頭字町ノ内546

米原家住宅下門及び塀

主屋の南、備前往来に面して開く脇門。切妻造桟瓦葺の一間棟門で、通りより半間奥に建ち、両脇に塀が矩折で取付く。両開板戸に一枚板を張り、乳金物で閂を受ける。棟は青海波で飾り、施釉の鬼瓦には当家の家紋「菱木瓜」を入れる。備前往来側の景観を整える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))米原家住宅上門及び塀鳥取県八頭郡智頭町大字智頭字町ノ内546

米原家住宅上門及び塀

主屋の東、智頭往来に面して開く。三間一戸薬医門で控柱を表側に立て、両脇にのびる塀の起点とする。屋根は切妻造桟瓦葺で棟の輪違積に十字紋をあしらう。両開板戸には大振りな八双金物を打ち、天井に幅広の隠岐スギを使う豪壮な門塀で、往来の景観を整える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))米原家住宅土蔵鳥取県八頭郡智頭町大字智頭字町ノ内546他

米原家住宅土蔵

敷地南奥に建つ。桁行六間梁間二間半、土蔵造二階建、切妻造桟瓦葺で北面に下屋を付す。一階は二室とし北面に出入口を二箇所設け、二階は一室とする。外壁は漆喰塗で、一階腰壁と下屋上方は海鼠壁とし、目地を山形断面に尖らせる。上質な左官仕事を見せる土蔵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))米原家住宅主屋鳥取県八頭郡智頭町大字智頭字町ノ内546

米原家住宅主屋

智頭往来と備前往来の交差する角地に建つ。桁行一二間梁間七間と大規模で、屋根は入母屋造桟瓦葺で四周に下屋を廻らす。外壁は黒漆喰塗、腰はモルタル洗出で破れ目地を切り、出格子を連続させる。良材を駆使した座敷を多数有し、近代豪商の主屋の特徴を示す。