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鳥取県・東伯郡湯梨浜町
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧富士市橋家住宅主屋鳥取県東伯郡湯梨浜町小鹿谷字御屋敷前264
湯梨浜町中部の農村地帯に位置する、元地主の住宅。敷地中央に北面して建ち、入母屋造の屋根に赤色の桟瓦を葺き、四周に下屋を廻らす。内部は西側を居室部として、北に吟味された木材を使用した客間を設ける。狭い土間など、近代的な発展を見せる農家住宅。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))安楽寺山門及び塀鳥取県東伯郡湯梨浜町大字宇野876
境内西正面に建つ門と、その両脇に折れ曲がりで続く塀。いずれも石州瓦を葺く。山門は四脚門で、間口三・〇メートル。本堂同様、異形の尾垂木付二手先組物を用い、各部に自由闊達な彫刻を取り付けるなど独特の解釈で、伝統に捉われない造形を見せる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))安楽寺鐘楼鳥取県東伯郡湯梨浜町大字宇野876
本堂の北西に位置し、切石積の基壇上に建つ、方一間の吹放ち鐘楼。円柱を四方転びに立て、足固貫と内法貫、頭貫、台輪で固める。扇垂木を配り、屋根は宝形造桟瓦葺とする。頭貫には地紋彫を施し、木鼻には独特の絵様を彫るなど、大工の造形感覚を示す。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))安楽寺経蔵鳥取県東伯郡湯梨浜町大字宇野876
本堂の南西に北面し、切石積の基壇上に建つ。屋根は宝形造とする。正面には唐破風造の向拝を付す。大壁造にして土蔵風に見せ、下部にはモルタル洗出仕上に目地を入れて石張調とする。近代的な手法を用いつつ、近世以来の境内景観との調和を図る。