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鳥取県・東伯郡北栄町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))齋尾家住宅露地門及び塀鳥取県東伯郡北栄町国坂字下屋敷468

齋尾家住宅露地門及び塀

主屋の正面中央から、長屋門の背面南端にかけて設けられている。主屋寄りに建つ露地門は東西棟の切妻造、一間薬医門形式で、その東と西に塀が延び、すべて桟瓦葺屋根とする。主屋の玄関前空間と庭園とを区画し、邸内の外部空間を良好にかたちづくる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))齋尾家住宅長屋門及び塀鳥取県東伯郡北栄町国坂468

齋尾家住宅長屋門及び塀

敷地の東辺、主屋正面に東面して建つ。南北棟の切妻造、背面に下屋を設けて桟瓦葺とする。桁行の南寄は虹梁形指物を用いた門口とし、その両側の部屋には小庇付格子窓を設ける。桁行一九メートルと長大で、大規模農家の構えに相応しい豪壮な外観を見せる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))齋尾家住宅浴室鳥取県東伯郡北栄町国坂468

齋尾家住宅浴室

新蔵及び器蔵の北妻面に隣接して建ち、主屋とは渡廊下で結ばれている。桁行二間、梁間一間半、南北棟の切妻造、桟瓦葺で、平面は南側を前室と脱衣室、北側を焚口と浴室とする。建具なども当初のものが残り、昭和期における生活の有様を伝えている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))齋尾家住宅主屋鳥取県東伯郡北栄町国坂468

齋尾家住宅主屋

南北棟の入母屋造二階建で、四周に下屋を廻らし、桟瓦葺とする。式台玄関付の一階は狭い土間や中廊下式平面に近代への転換が伺え、各階の座敷は多彩な銘木を要所に用い、各々を異なる意匠で趣向を凝らす。豪壮な外観から繊細な内部まで、きわめて上質である。