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鳥取県・西伯郡伯耆町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))矢田貝家住宅中門鳥取県西伯郡伯耆町上細見字樋ノ上486他

矢田貝家住宅中門

離れ前面から茶室にのびる塀に開かれた門で、間口1.2m、一間腕木門、切妻造銅板葺である。屋根に軽く起りをもたせ、丸太垂木を使い、扉に網代を張るなど、数寄屋風を加味した意匠になり、露地の入口に相応しい穏やかな印象にまとめている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))矢田貝家住宅庭門鳥取県西伯郡伯耆町上細見字樋ノ上486他

矢田貝家住宅庭門

主屋と長屋門の間に建ち、間口2.2m、一間腕木門、切妻造桟瓦葺である。柱間に方立一対をたてて欅の板戸を吊り、小脇板も欅板を張る。左右に簓子下見板張で桟瓦葺の塀をのばして主屋と長屋門に接続する。主庭と前庭を画す庭門で、趣ある空間を演出する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))矢田貝家住宅長屋門鳥取県西伯郡伯耆町上細見字樋ノ上486他

矢田貝家住宅長屋門

主屋玄関の正面、通り沿いに建ち、桁行7.9m梁間3.0m、木造平屋建、切妻造桟瓦葺である。中央に間口2.4mの門を開き、北側に潜りを吊る。門の北室は開放的なつくりで腰掛を設け、南室は2畳敷の和室でトコを備える。格式のある表構えを形成している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))矢田貝家住宅土蔵鳥取県西伯郡伯耆町上細見字樋ノ上486他

矢田貝家住宅土蔵

主屋背面に北面して建つ。桁行9.7m梁間4.1m、土蔵造2階建、切妻造桟瓦葺で、北面と東面に蔵前を附属する。外部は簓子下見板を腰高に張り、上部は軒まで塗り込めて垂木型を表し、妻面に鶴の鏝絵を飾る。風格のある大型土蔵で、裏庭空間に風情を醸す。