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鳥取県・日野郡日野町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐々木家住宅新蔵鳥取県日野郡日野町舟場字間地殿ノ上エ357

佐々木家住宅新蔵

主屋前方の南東にあり北面する。置屋根形式で、切妻造、平入とし、正面に下屋庇をつける。内部は一、二階とも一室で、柱を密に立てた堅牢な造りとする。正面は、扉口や二階窓の観音扉に木瓜形を表し、下屋庇上部を海鼠壁で飾り、敷地景観を良好に形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐々木家住宅穀蔵鳥取県日野郡日野町舟場字間地殿ノ上エ357

佐々木家住宅穀蔵

主屋前方の南西にあり北面する。置屋根形式で、切妻造、妻入とし、正面に下屋庇を付ける。扉口を二所設け、内部は一階を二室に区切り、二階を一室とする。東側の扉口には石製の楣を用いる。主屋と同時期の建築で、大規模農家の生活を支える土蔵である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐々木家住宅新座敷鳥取県日野郡日野町舟場字間地殿ノ上エ357

佐々木家住宅新座敷

主屋の西に渡廊下を介して続く新座敷。南北棟の切妻造、桟瓦葺。南面に式台玄関を設け、北に六畳と一〇畳の二室を配し、西側に縁を廻す。南には風呂や便所を付ける。一〇畳間は、床の間、床脇、付書院を備えた上質な座敷で、板欄間彫刻も見応えがある。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐々木家住宅主屋鳥取県日野郡日野町舟場字間地殿ノ上エ357

佐々木家住宅主屋

日野川沿いの舟場集落にある敷地奥に南面する。つし二階建、切妻造、桟瓦葺で、東半を広い土間とし、西半の床上部は食違い四間取で、正面からオモテ側面まで矩折に縁を廻す。床の間の意匠や差鴨居の成などに江戸後期の特徴がみられ、古式をよく留める近世民家。