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国指定文化財(登録有形民俗文化財)島根半島沿岸及び宍道湖・中海の漁撈用具島根県松江市末次町86

島根半島沿岸及び宍道湖・中海の漁撈用具

本件は、島根県松江市が所有する漁撈用具の収集で、リアス海岸が発達した半島北部の日本海沿岸と、半島南部の汽水湖の宍道湖、中海において、魚介類の捕獲に使用された用具である。島根半島沿岸では、複雑に入り組んだ地形のため、小型の木造船を使ったイカやブリなどの一本釣漁や網漁、磯漁などが行われ、宍道湖ではシジミ漁、中海ではアカガイ漁などが主に行われてきた。本収集は、このような松江市域の各種の漁に使われた用具を中心に、漁に着用した仕事着、漁獲物の運搬や加工の用具、刳舟形式のソリコ舟などの舟関係用具から構成される。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))中原家住宅門及び塀島根県邑智郡美郷町潮村132

中原家住宅門及び塀

主屋と道具蔵の間に建つ門は一間一戸の腕木門で、屋根は桟瓦葺とする。門の南北に延びる塀は桟瓦葺屋根とし、柱を半間毎に立て、外壁は漆喰仕上、腰はモルタル塗で木瓜形に仕上げる。門口に吊る板戸を外開きとした珍しい門で、旧家の風格ある屋敷構を整える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))中原家住宅道具蔵島根県邑智郡美郷町潮村132

中原家住宅道具蔵

主屋の南に建つ家財蔵。二階建切妻造平入桟瓦葺の南北棟で、西面に戸口を二箇所開け、南半に下屋を付して蔵前とする。内部1階は西寄りを一室、東寄りを南北2室、二階は1室として中央に独立柱を立てる。桁行長大な土蔵で重厚な外観が歴史的景観をつくる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))中原家住宅新座敷島根県邑智郡美郷町潮村132

中原家住宅新座敷

主屋南東に位置する賓客用の座敷棟。二階建入母屋造桟瓦葺の東西棟とし、北東に平屋建切妻造桟瓦葺南北棟の角座敷を池に張出し、全体に矩折れの平面とする。各階に床構え付き座敷を二室ずつ配し、二階南西室は、床脇に円形の下地窓を開けた瀟洒なつくり。