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島根県

国指定文化財(重要文化財)出雲日御碕灯台島根県出雲市大社町日御碕字秘台原山1478番

出雲日御碕灯台

島根半島の西端、日御碕に位置する。明治後期になって灯台建設が進捗した日本海沿岸に、明治36年に建設された洋式灯台で、高さ44mと、当時最も高い塔高を誇った。ブラントンが考案した二重円筒(にじゅうえんとう)構造を外側は石造、内側はレンガ造に応用するなど、洋式灯台技術の定着をしめす。設計は石橋絢彦(いしばしあやひこ)(逓信省(ていしんしょう)航路標識管理所)で、日本人技師が手掛けた石造灯台の到達点として評価される。美保関灯台とあわせ、山陰地方の航路の安全・発展に寄与した。

国指定文化財(重要文化財)美保関灯台 旧吏員退息所島根県松江市美保関1338番17

美保関灯台 旧吏員退息所

リアス式海岸である島根半島の東端、地蔵崎(じぞうさき)に位置する。地元からの誓願や、日清戦争後の海運助成の推進により、明治後期から灯台建設が進捗した、日本海沿岸に建つ洋式灯台である。明治32年の建設と、山陰地方最古の石造灯台で、明治初期にブラントンの指導で建設された灯台の形式を引き継ぎながら、日本人技師が設計・施工監理を実施した。旧吏員退息所、旧第一物置、便所、囲障(いしょう)(石塀)等、当初の施設や構えを現地でよく残すことも重要である。山陰地方航路の安全・発展に寄与した灯台として価値が高い。

国指定文化財(重要文化財)美保関灯台 灯台島根県松江市美保関1338番17

美保関灯台 灯台

リアス式海岸である島根半島の東端、地蔵崎(じぞうさき)に位置する。地元からの誓願や、日清戦争後の海運助成の推進により、明治後期から灯台建設が進捗した、日本海沿岸に建つ洋式灯台である。明治31年の建設と、山陰地方最古の石造灯台で、明治初期にブラントンの指導で建設された灯台の形式を引き継ぎながら、日本人技師が設計・施工監理を実施した。旧吏員退息所、旧第一物置、便所、囲障(いしょう)(石塀)等、当初の施設や構えを現地でよく残すことも重要である。山陰地方航路の安全・発展に寄与した灯台として価値が高い。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))新比惠家住宅主屋島根県益田市小浜町429他

新比惠家住宅主屋

日本海を背にした漁村旧家の住宅。つし二階建、入母屋造平入桟瓦葺で南面し、北東に棟を延ばし全体でL字を呈する。外壁は二階から軒裏まで塗込めて漆喰仕上。内部は6室を配し、南東隅を玄関とし、西列を座敷とする。浜沿いの集落景観をつくる重厚な主屋。