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島根県・松江市

国指定文化財(登録有形民俗文化財)島根半島沿岸及び宍道湖・中海の漁撈用具島根県松江市末次町86

島根半島沿岸及び宍道湖・中海の漁撈用具

本件は、島根県松江市が所有する漁撈用具の収集で、リアス海岸が発達した半島北部の日本海沿岸と、半島南部の汽水湖の宍道湖、中海において、魚介類の捕獲に使用された用具である。島根半島沿岸では、複雑に入り組んだ地形のため、小型の木造船を使ったイカやブリなどの一本釣漁や網漁、磯漁などが行われ、宍道湖ではシジミ漁、中海ではアカガイ漁などが主に行われてきた。本収集は、このような松江市域の各種の漁に使われた用具を中心に、漁に着用した仕事着、漁獲物の運搬や加工の用具、刳舟形式のソリコ舟などの舟関係用具から構成される。

国指定文化財(重要文化財)美保関灯台 旧吏員退息所島根県松江市美保関1338番17

美保関灯台 旧吏員退息所

リアス式海岸である島根半島の東端、地蔵崎(じぞうさき)に位置する。地元からの誓願や、日清戦争後の海運助成の推進により、明治後期から灯台建設が進捗した、日本海沿岸に建つ洋式灯台である。明治32年の建設と、山陰地方最古の石造灯台で、明治初期にブラントンの指導で建設された灯台の形式を引き継ぎながら、日本人技師が設計・施工監理を実施した。旧吏員退息所、旧第一物置、便所、囲障(いしょう)(石塀)等、当初の施設や構えを現地でよく残すことも重要である。山陰地方航路の安全・発展に寄与した灯台として価値が高い。

国指定文化財(重要文化財)美保関灯台 灯台島根県松江市美保関1338番17

美保関灯台 灯台

リアス式海岸である島根半島の東端、地蔵崎(じぞうさき)に位置する。地元からの誓願や、日清戦争後の海運助成の推進により、明治後期から灯台建設が進捗した、日本海沿岸に建つ洋式灯台である。明治31年の建設と、山陰地方最古の石造灯台で、明治初期にブラントンの指導で建設された灯台の形式を引き継ぎながら、日本人技師が設計・施工監理を実施した。旧吏員退息所、旧第一物置、便所、囲障(いしょう)(石塀)等、当初の施設や構えを現地でよく残すことも重要である。山陰地方航路の安全・発展に寄与した灯台として価値が高い。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))美保神社拝殿島根県松江市美保関町美保関608

美保神社拝殿

美保関に位置する式内社の拝殿。桁行六間、梁間三間、切妻造妻入杮葺で、正面の下屋中央に切妻の破風を付す。内部は石敷で柱が林立し、柱間装置は四面開放で、天井を張らずに整然とした小屋組をみせる。いわゆる美保造の雄大な本殿に相応しい広壮な社殿。