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岡山県・都窪郡早島町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))溝手家住宅長屋門岡山県都窪郡早島町早島字頓行1489

溝手家住宅長屋門

東側道路に向かって開く門で入母屋造本瓦葺である。軒が高く出桁造とする。真壁造の漆喰塗で外向きとなる東面は腰を海鼠壁とする。小屋組は梁行の壁位置では梁上に束立で棟木と母屋を受け、中間は牛梁に曲がりの大きな登梁を架ける。敷地正面を重厚に飾る。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))溝手家住宅漬物小屋岡山県都窪郡早島町早島字頓行1489

溝手家住宅漬物小屋

敷地の北突出部の東辺沿いに建つ。屋根は北端が寄棟造、南端が切妻造の桟瓦葺である。南から三分の一で仕切り、南室は井戸部屋を伴う。外壁は真壁造の中塗仕上である。小屋組はキングポストトラスを整然と配す。長大な建物が小路の景観を特徴づける。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))溝手家住宅倉庫岡山県都窪郡早島町早島字頓行1489

溝手家住宅倉庫

敷地の東面中央、長屋門への通路の北側に建つ南北棟の切妻造で、西面戸口の庇とも本瓦葺とする。外壁は漆喰塗で西正面と南の袖壁から南妻の腰を海鼠壁とし、外向きの東面は縦板張である。内部は一室で東半に二階床を張る。敷地導入部の景観を形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))溝手家住宅屏風蔵岡山県都窪郡早島町早島字頓行1489

溝手家住宅屏風蔵

敷地東の道路に妻を見せる東西棟で、現在は納屋に用いる。外壁は白漆喰塗で南正面は腰を海鼠壁とし、戸口二箇所に本瓦葺の庇が付く。東妻は腰を竪板張とし上部を海鼠壁で縁取る。内部は東西二室で、西室は吹抜とする。表構えの主要な景観要素である。