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広島県・三次市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧万寿之井酒造酒造蔵広島県三次市三次町1144-1

旧万寿之井酒造酒造蔵

西城川の右岸に位置し、長大な立面を見せる酒造蔵。桁行三一メートル、梁間九・八メートルで、煙突が附属する。後補の南四間分は一階を検査室と培養室、二階を麹室とし、北側は一階を仕込蔵、二階を酒母蔵とする。河港として栄えていた三次の歴史を今に伝える。

国指定文化財(重要文化財)奥家住宅(広島県双三郡吉舎町) 土蔵広島県三次市吉舎町敷地634番地

奥家住宅(広島県双三郡吉舎町) 土蔵

奥家は江戸時代末期には庄屋を務めていた家で,広島県北東部の山あいに屋敷を構える。主屋は天明8年(1788)に建築され,江戸時代後期の当地方を代表する民家として昭和53年に重要文化財に指定されている。
土蔵は主屋の背面に建つ内蔵形式の土蔵で,棟札や普請文書により文化9年(1812)の建築とわかる。また主屋の周囲には明治前期に遡る附属建物も保存されており,中国地方山間部における上層農家の屋敷構成を伝える希少な遺例として価値があり,土地と併せて保存を図る。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))照林坊山門広島県三次市三次町1280

照林坊山門

本堂の前方に位置する。間口3.3mの四脚門。切妻造銅板葺で、正・背面に軒唐破風を付ける。組物は支輪付の出組で、正・背面は詰組に配する。二軒繁垂木。妻虹梁大瓶束。格天井を張り、両開板戸をたてる。繰形は複雑で、絵様も繊細で手が込んでいる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))照林坊鐘撞堂広島県三次市三次町1280

照林坊鐘撞堂

本堂の東南に位置する。切石積基壇に建つ桁行1間梁間1間の吹放ち鐘楼。入母屋造桟瓦葺。礎盤に粽付円柱を内転びにたて、貫や台輪で固め、尾垂木付二手先斗栱を組む。柱間中央にも斗栱を置き、その間に蟇股を飾る。二軒繁垂木。近世建立になる良質な鐘楼。