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広島県・三次市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))明覚寺山門広島県三次市吉舎町吉舎字七日市462

明覚寺山門

境内東面中央に開く、切妻造桟瓦葺の四脚門。主柱を円柱、控柱を角柱とし、主柱間の冠木の上方に前後の控柱を繋ぐ頭貫を通した特異な形式。台輪上には拳鼻付平三斗を詰組に配し、軒は一軒繁垂木。門口には板戸を吊る。組物賑やかな山門で通りの景観をつくる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))明覚寺鐘堂広島県三次市吉舎町吉舎字七日市462

明覚寺鐘堂

本堂の東南に位置する鐘堂。基壇上に建つ一間四方入母屋造桟瓦葺の南北棟。礎石に円柱を四方内転びに立てて腰貫、頭貫で固めて、三斗を組み、中備は蟇股、軒は一軒繁垂木。内部は竿縁天井を張って梵鐘を吊る。通りに面して建ち、地域の歴史的景観をつくる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))明覚寺本堂広島県三次市吉舎町吉舎字七日市462

明覚寺本堂

石見銀山街道の吉舎宿にある真宗寺院の本堂。東京の両国にあった慈光院本堂を移築したもの。境内に東面して建つ入母屋造桟瓦葺の七間堂で間口の広い向拝を付す。外陣は土間をコの字に廻らした斬新な平面で、小屋組にトラスを用いる。良質な近代和風の本堂。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧万寿之井酒造酒造蔵広島県三次市三次町1144-1

旧万寿之井酒造酒造蔵

西城川の右岸に位置し、長大な立面を見せる酒造蔵。桁行三一メートル、梁間九・八メートルで、煙突が附属する。後補の南四間分は一階を検査室と培養室、二階を麹室とし、北側は一階を仕込蔵、二階を酒母蔵とする。河港として栄えていた三次の歴史を今に伝える。