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徳島県・鳴門市

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)鳴門板野古墳群徳島県鳴門市

鳴門板野古墳群

徳島県の北東部に位置する阿讃(あさん)山脈東南麓の,東西約7kmの範囲に展開する,弥生時代終末期から古墳時代前期にかけて営まれた墳丘墓及び古墳から成る古墳群。
弥生時代終末期には,積石による墳丘を構築し埋葬施設が東西方向であるなど,四国東部の特徴が認められる。古墳時代前期前半でも,前方後円墳の可能性のあるものもあるが基本的に円墳であり,埋葬施設の構造は弥生時代終末期からの影響を受け継ぐ。ところが,古墳時代前期後半になると前方後円墳となり,円筒埴輪を巡らすなど畿内的要素が顕著となる。
本古墳群は東部瀬戸内地域において,在地性の強い墳丘墓に始まり古墳出現過程を示す重要な事例である。古墳出現後は畿内地域からの影響を受けて変容していく様相から,当該時期における政治状況を知る上で重要である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))炭米穀店店舗兼主屋徳島県鳴門市撫養町南浜字蛭子前東41

炭米穀店店舗兼主屋

通り沿いに建つ、米穀店の店舗兼用住宅。木造二階建で屋根を本瓦葺とし、正面の上下階とも出格子を配する。内部は一階前面を広いミセとし、東寄りに二室続きの座敷を並べて座敷飾を設え、東の庭側に廊下を付す。四国の玄関口としての賑わいを伝える商家建築。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))近藤家住宅主屋徳島県鳴門市大麻町板東字北条86-1

近藤家住宅主屋

四国霊場霊山寺の門前、参道と撫養街道の角に東西棟で建つ。入母屋造本瓦葺で、四方に下屋を付設するが、北と東で軒高を違え変化を付ける。間口一二メートル奥行八・一メートルの木造つし二階建で、上屋を大壁とし、軒まで塗り込めるなど、重厚な構えとする。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)鳴門鳴門市鳴門町

鳴門

潮流施廻ノ奇觀ヲ以テ特ニ著名ナル鳴門ノ海面ヲ展望スルニ最モ好適ノ地ナリ地域中ニハ鳴門公園及附近一帶ノ丘陵林地ト海岸及島嶼トヲ包含ス
其ノ地主トシテ白亜紀和泉砂岩層ヨリ成リ海岸及島嶼ニハ特ニ優雅ナル態様ト色彩トヲ具フ 對岸岬角ノ地帶ト相待チ雄大ナル景致ヲ展開ス