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徳島県・海部郡美波町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))谷家住宅表門及び塀徳島県海部郡美波町日和佐浦184

谷家住宅表門及び塀

ミセの西に建ち、敷地南面を中央を画す表門とこれより西へ矩折れに続く塀。表門は間口四・六メートルの棟門で腕木には繰形彫刻が施される。塀は小石を積み上げた土塀で、街路側には、一部に海鼠壁が残り、街路景観を構成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))谷家住宅ミセ徳島県海部郡美波町日和佐浦184

谷家住宅ミセ

主屋前方に通り土間を介して接続する。切妻造桟瓦葺で、南面道路に向かって下屋庇を付け、出格子を設ける。内部は東半を土間、西半をミセとし、天井はミセ部を根太天井、土間部は舟底天井とし、趣向を凝らす。漁師町にふさわしい景観を創出している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))谷家住宅産屋徳島県海部郡美波町日和佐浦184

谷家住宅産屋

主屋北西に縁を介して接続する。内部は一室でオサンベヤと称され、南北面に縁を設ける。室内は、西半を網代張の落天井とし西南隅に釣床を設ける。また、北縁東面の格子窓は天袋・地袋を付け瀟洒に飾る。生活の一端を伝え、貴重である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))谷家住宅主屋徳島県海部郡美波町日和佐浦184

谷家住宅主屋

日和佐港沿い街区に建つ。入母屋造で南面玄関は大斗肘木と虹梁の妻飾をもつ切妻屋根を載せる。西半は座敷、仏間を田の字型に、東半は応待の間や台所など諸室を配する。二階を三区分し、各々階段を設け独立性を保つ。海運業で栄えた往時を偲ばせる。