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香川県・高松市

国指定文化財(重要文化財)瀬戸内海歴史民俗資料館香川県高松市亀水町1412番2

瀬戸内海歴史民俗資料館

瀬戸内海を見晴らす高台に建つ広域の歴史民俗資料館。香川県技師山本忠司の設計により昭和48年に完成。中庭とその周囲を回遊する動線計画に基づき、正方形の展示室等を自然の地形にあわせて上下左右にずらして配し、各所に大きな開口を設け、内外が連続する動的かつ開放的な展示空間を実現した。外観は平面を反映して凹凸ある複雑な形態で、中でも角錐台を呈す展示室等には当地で採れた石材を積み、周囲の自然景観との調和を図る。モダニズム建築の手法を踏襲しながらも、近現代における国際様式への批判を背景として、立地や風土を考慮し、豊かな自然の残る地方の場所性を活かした秀逸な作品。また、調査・研究などの諸機能を完備した総合的な地方歴史民俗資料館の最初期の完存例としても貴重。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)勝賀城跡香川県高松市

勝賀城跡

細川京兆家の内衆・香西氏の拠点で、後に羽柴秀吉の四国攻め時に改修された山城。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧南原家住宅長屋門香川県高松市亀水町610-1

旧南原家住宅長屋門

亀水湾で製塩業を営んだ旧家の長屋門。敷地正面で蔵の間に建つ。切妻造平入桟瓦葺、真壁造鼠漆喰仕上腰板張、東半が門、西半を長屋とする。竪格子欄間付中央門扉の両脇に潜り戸、袖塀に通用口と、使い分けを窺わせる。屋敷表構えで集落の歴史的景観を形成。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧南原家住宅南東蔵香川県高松市亀水町610-1

旧南原家住宅南東蔵

亀水湾で製塩業を営んだ旧家の付属建物。敷地南東隅で長屋門袖塀東に接続。切妻造平入桟瓦葺の土蔵造平屋建。内部は桁行三室に区切り、北室は板敷倉庫、中室は広い土間で唐臼を備え、南室は土間倉庫とする。下屋を付して作業場や納屋に用いた実用的な建物。